ワキガ手術が保険適用になる条件と保険適用後の手術料金相場

ワキガ手術には、保険適用になるものとならないものがあると言いますよね。出来れば保険制度をうまく利用して、少しでも負担を減らして治療を受けたいと思うものです。

「私のこの嫌な臭い、治すのに保険適用出来るのかな…」そんな不安のある方は、ぜひこのページを読んでみてください。今回は、保険適用の条件・適用後の料金の相場など、ワキガ治療のお金に関する疑問を調査してみました。

ワキガ手術の保険適用条件は3つ

ワキガ手術が保険適用されるには、どのような条件を満たせば良いのでしょうか?適用条件は大きく分けると3つあります。『保険診療可能な病院か?』『症状がワキガと認められるか』『手術法が保険適用されるものか?』この3つです。具体的には以下でご説明していきますね。

その病院、クリニックで保険診療が可能なこと

まずは、『保険診療可能な病院か?』というポイントです。そのクリニック自体が保険医療指定機関として認定されていなければ保険を使う事が出来ませんし、例え保険が使えたとしてもワキガ治療に関しては自由診療を選んでいるクリニックもあります。

なぜ自由診療を行うクリニックがあるのでしょうか?ワキガ手術は細かい工程が必要な手術になりますが、その手間やコストに対して保険診療では採算が合わない部分もあるようです。

また、ワキガ治療は健康のためというよりも美容のためという判断をしているため、あえて保険を使わず自由度の高い自由診療を行っているクリニックもあります。例えば、自由診療を行う事によって手術決定前のカウンセリングを無料にするサービスを行っているクリニックもあります。

ただ、最近では保険適用可能な病院・クリニックがどんどんと増えてきています。ワキガ専門の病院だけでなく一般の総合病院でもワキガ手術を保険適用にしている病院が増えていますので、以前よりも保険でのワキガ治療が受けやすい環境になってきました。まずはお近くの気になるクリニックが保険が使えるかどうか、ホームページや電話で確認をしてみると良いでしょう。

なお、ワキガ手術の患者さんにも保険適用が可能な深刻なワキガの方から、軽度ではあるけれども臭いに敏感なので処置を受けたいという美容目的の方までさまざまなレベルの方がいらっしゃいます。

そのため、保険診療を行っているクリニックであっても自由診療を受ける方もいますので、保険適用希望の場合には初回のカウンセリング時から「保険での治療を希望します」ときちんと伝えるようにしましょう。

その症状を医師がワキガであると認めること(ガーゼテスト)

次に、『症状がワキガと認められるか』というポイントです。保険が使えるクリニックであったとしても、あなたのその臭いが保険適用されるレベルのワキガであると認めなければ手術はしてもらえません。これには、判断基準として簡単なテストが設けられています。

そのテストとは、ガーゼテストと呼ばれるものです。ワキの下にガーゼを5分間はさんで、そのガーゼについた臭いを医師が確認して診断を行います。またはガーゼでワキを強くこすって臭いを移すこともあるようです。医師が臭いのレベルを治療が必要なワキガ臭だと判断すれば、保険適用での手術を受けることが可能です。

最も、ワキガの方でも時間によっては臭いがあまりしないときがあったり、医師も鼻が詰まっていて体調に左右されるときもあったりと、そのときの臭いだけで判断するガーゼテストはやや主観的な方法ではあります。そのため、カウンセリングでの聞き取りも含めての総合的な判断が下されます。また、診断の段階でアポクリン腺をとってみて目視で確認するケースもあるようです。

保険の適用が認められた手術法であること

最後は、『手術法が保険適用されるものか?』というポイントです。保険適用でワキガ手術を受ける場合、保険で認められた手術法での手術を受けなければなりません。保険適用される手術には、どのようなものがあるのでしょうか?

保険適用のワキガ手術で最も一般的な手術は『剪除法』と呼ばれるものです。ワキを3~4センチ切開し、そこからワキの皮膚を裏返してついているアポクリン腺を医師が目視で確認しながらひとつひとつ取り除いていきます。部分麻酔を使用して、両ワキ約1時間ほどで終わる手術です。

剪除法はアポクリン腺をきれいに取り除くため、再発率がとても低いのがメリットです。強いワキガ臭もしっかりと抑えることができます。

しかし、切開を行うため術後の痛みが強く、固定している間は安静にする必要がある・手術跡が残るなどのデメリットもあります。見た目を気にされる女性の方や、お仕事が忙しくて休みが取れない方などには必ずしも勧められる手術ではありませんので、保険適用の有無だけでなく自分に合った手術法であるかという点も考えたうえで決断するようにしましょう。

なお、他にも保険適用されるワキガ手術には吸引法や、ミラドライといった方法もあります。しかしこちらは高額な器具を使用しますので、採算面から考えて自由診療にしているクリニックが多いようです。基本的には保険適用される手術は剪除法だと考えておいた方がよいでしょう。

保険適用後の手術料金の相場(手術料・検査・処置料など)

続いて、保険適用された場合ワキガ手術の料金はいくらくらいになるのでしょうか?

まず必要なお金が、初回のカウンセリング料金です。自由診療の場合はカウンセリングは無料のところもありますが、保険診療で負担金が0円にはすることが出来ません。一般的には1000円前後の金額がかかるようです。

続いて、手術料です。保険適用されれば、一般的な3割負担の場合剪除法で約3~5万円かかるようです。保険適用外の治療であれば少なくとも10万円以上かかってしまうため、とても助かりますよね。なお、手術後の固定に使用されるガーゼ類には保険が適用されない為、別途実費で請求されます。

その後はアフターケアの為に数週間開けて2~3回通院することとなります。数千円かかってはきますが、ワキガ手術では跡を残さない為にも術後の経過観察がとても大切になってきますので、きちんと通うようにしましょう。特にトラブルがなければこれでワキガの手術は終わりです。晴れて嫌な臭いともサヨナラできますね!

ワキガ手術により入院した場合、医療保険で手術給付金が出ることがある

なお、ワキガ手術は多くの場合は日帰りで完了しますが、場合によっては入院になることもあります。このとき保険会社の医療保険に加入していれば、手術給付金が出ることもあるのでさらにお得です。

ワキガの手術が医療保険の対応範囲に入るかどうかは保険の種類や医師の診断の内容にもよりますので、カウンセリング時に受けた診断内容を元に事前に保険会社に確認をしておくとよいでしょう。

よくある質問

さいごに、ワキガ手術の保険適用に関してよくある質問を載せておきます。

ガーゼテストで軽度のワキガと診断された場合、手術は受けられない?

もしガーゼテストでワキガではないから保険は使えませんと言われた場合はどうなるのでしょうか?アイリス美容外科様のデータによると、ワキガだと思って来院したものの実際にはワキガではなかったケースは、全体の4割にも上るそうです。臭いを気にしすぎるあまり、実際にはあまり臭わないのに自分が敏感になってしまっているケースもあります。

けれど、気にし過ぎと言われても気になる臭いが治せるなら治療を受けたい!という方ももちろんいらっしゃるでしょう。このように、ワキガには当てはまらなかったけれども手術を受けたいというときには美容目的での手術の範囲になりますので、自由診療で手術を受けることになります。

また、納得のいかない場合には複数の病院で診断を受けてみることもオススメします。ワキガ手術は身体にメスを入れる大切な事ですから、しっかり納得したうえで踏み切るようにしたいですね。

まとめ

ワキガは直接健康に害はないとはいえ、心理的にも負担の大きい深刻な症状です。自分の金銭の許せる範囲内で治療が受けられるならぜひとも受けておきたいですよね。ワキガ手術の保険適用は一見難しいようにも思いますが、手術方法さえ選ばなければ適用のハードルは意外と低いです。気になる方はぜひ一度クリニックで相談してみてくださいね。

なお、調べたクリニックが保険治療を行っていないからといって、そのクリニックが悪質だということでは決してありません。質の高いサービスを維持するためにあえて自由診療を選択しているクリニックも存在します。そのような点も含めて、自由診療か保険適用か、剪除法かその他の手術法か、ぜひ広い視点で選択をされることを願います。

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