剪除法とは(効果・術後臭・傷跡・再発・費用・保険適用)

気を付けてケアをしていても、気になるニオイが消えないのがワキのお悩みの一つですよね。嫌な臭いが起こらないように細心の注意を払っているのにもかかわらず、清潔不潔の問題ではなく、こればかりはどうすることもできませんよね。

悩み過ぎて人前に出ることができなくなり、気持ちがふさぎ込んでしまうこともあるかと思いますが、それではもったいないですよね。今回は悩める「ワキのニオイ」を解決してくれる「剪除法(せんじょほう)」についてご紹介をします。

あまり聞いたことのない方法かと思いますが、最近ではポピュラーな治療法なので、気になる方は必読ですよ。

剪除法の手術方法

「剪除法」とは、ワキの皮膚を切開し(数センチ程度の切開です)、皮膚の裏側にあるワキガの原因といわれてるアポクリン汗腺を除去してしまう手術方法です。切開と聞くと、大きな傷跡が残るイメージが強いですが、ここでの切開は、ワキのシワに沿って切開を行うので、数か月は傷跡が目立つものの、徐々に肌に馴染み、気にならなくなります。

アポクリン汗腺は、施術を行う医師の目視で確認を摂ることができるものなので、手術も非常に行いやすく、失敗の少ないワキガ治療として支持を得ています。

剪除法のメリット

汗腺の取り残しが少ない

前述の通り、医師がアポクリン汗腺を目視をした状態で取り除くので、取り残しのミスが起こりにくく、非常に正確です。そのため、術後のワキガ改善効果も高く、多くの方が満足をしているとの声が挙がっています。

アポクリン汗腺はワキガの原因となる汗腺ですので、今までワキガに悩んでいた人も、この治療を行うことで、かなり高い確率で改善をしています。

保険が適用になる

剪除法には、保険が適用になるため、実費で行わなくてはならない手術に比べると非常に安価に行うことができます。自費での治療の場合は20~40万ほどの料金がかかりますが、保険が適用されることで4~7万円の金額で治療を行うことが可能です。

金額は医療機関によって大きく変わってきますので、本格的に治療を開始したいと考えている場合は、保険を使った診療を行っているに医療機関に行くとお得に治療ができますよ。

剪除法のデメリット

傷跡が残る

前述の通り、剪除法はワキのシワに沿って数センチの切開を行う治療法ですので、当然ですが傷跡が残ります。施術から数か月はかなり大きめの傷口が気になりますが、時間とともに目立たなく歯なってくるので、気にしすぎる必要はありません。

ただ完全に傷口が消えるわけではないので、もし気になる場合は、施術前に医師に一度相談をすると良いでしょう。

手術時間が長い

皮膚を切開し、皮膚の下に眠っているアポクリン汗腺を取り除く大がかりな手術でありますで、手術時間は若干長めです。平均して2時間半ほどの手術時間がかかりますので、手術日には他の予定を入れず、安静にするよう心がけましょう。

手術費用が高額

保険が適用になれば4~7万円の手術費用で済みますが、例えば保険適用治療を行っていない美容外科などで治療を行った場合は、全額自己負担となります。そのため費用はとても高額になってしまいます。

ダウンタイムが長い

数センチの切開を行う治療のため、術後のダウンタイムは長めです。術後1~2週間はタイオーバーとよばれる包帯を使った圧迫を行います。離れてしまった皮膚同士がしっかりとくっつくように圧迫を行うので、非常に重要な期間です。そのため、この期間中は日常生活の動作にいつもより不便を感じるでしょう。

多汗症は治らない

アポクリン汗腺はあくまでもワキガの原因となる汗腺のため、多汗症でお悩みの方には不向きな手術です。多汗症の原因となるエクリン汗腺は、剪除法で取り除くのは不可能なため、この手術を行ったからといって多汗症までも解決できるというわけではありません。

剪除法の術後経過

皮膚の切開を行う大がかりな手術ですので、術後の経過も気になりますよね。剪除法を行った手術当日は、痛みもあるので、処方をされた鎮痛剤を飲んで安静にすることをオススメします。手術当日は入浴を控えるようにして、患部に刺激が加わらないよう注意をしましょう。

病院によって異なりますが、多くの医療機関は、手術の次の日に検診を行います。これは術後の患部の確認と、ガーゼの交換のためです。この日から洗髪と下半身のみのシャワー浴が許可されます。

1日空けて術後3日目に再び来院をします。この日は、圧迫をしている包帯を外し、ガーゼのみでの患部保護に切り替える作業を行います。

包帯の固定が外れるとシャワーのみでの入浴が可能となりますが、まだ傷口は完全には治っていません。そのため長時間の入浴や湯船につかる行為、患部に負担がかかる動作を避けて、なるべく安静にするようにしましょう。

処方をされた軟膏をしっかりと塗り、患部はガーゼでしっかりと保護をしてください。手術から2週間程度たちましたら、再び受診をし、抜糸を行います。抜糸の翌日から入浴が可能となりますが、長時間の入浴は控えるようにして、様子を見ながら行うようにしてください。

その後は、術後1か月、3か月、6か月での受信を行い、患部をしっかりと確認をしてもらいます。多くの方が、固くなっていた皮膚が半年程度で柔らかい元の状態にまで回復しています。ムダ毛の処理も術後半年で行うことができるようになります。

手術後の経過を大まかに説明しましたが、各医療機関によって違いはありますので、必ず手術前に確認をするようにしてください。

剪除法の注意点

アポクリン腺の取り残しが原因で、術後臭やワキガが再発することがある

術後、皮脂の分泌量によっても変化をしますが、皮脂臭がきつくなったと感じる方も中には存在するようです。多くの場合は皮脂の分泌が多い男性に見られますが、手術前から脂性肌の人はこのパターンが多いので注意が必要です。

またアポクリン汗腺がすべて取り除くことができていなくて、アポクリン汗腺が体内で再生をしてしまい、再び不快なニオイを発している場合もあります。完全に除去ができていれば再生されることはないのですが、取り残しがある場合はニオイが発生する率が上がるので、施術を任せる医療機関の選択は気を付けましょう。

合併症として血腫ができる可能性がある

ワキガの改善ができると最近では非常にポピュラーなものになりつつある剪除法ではありますが、血腫ができるリスクもあります。血腫とは、皮下に血がたまることで、放っておくと皮膚が壊死してしまう原因ともなるので注意が必要です。

もしいつもとワキの下の様子が違うと感じた場合は、すぐに医療機関へかかるようにしてください。

よくある質問

ワキ毛が生えなくなる?

汗腺と毛根が近い場所に存在をしていることから、汗腺を取り除くと同時に毛根も取り除くことができるので、ムダ毛の処理をする手間が省けるほどワキ毛が減少をします。男性にとっては抵抗のあることかもしれませんが、日々のムダ毛処理に頭を抱える女性にとっては、うれしい治療でもありますね。

術後はいつから仕事や運動ができる?

仕事の内容にもよりますが、腕を大きく動かす作業は1~2週間程度の時間がかかります。デスクワークなどの、腕を動かさない簡単な作業であれば3日ほど安静にすれば再開することが可能です。運動に関しては、上記の通り大きな動作ができないので、控えるようにしてください。

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