切除法とは(効果・傷跡・再発・費用・保険適用)

汗をかくと出てくる、気になるわきのニオイ。どんなに丁寧に対処をしても、ニオイが消えないこともありますよね。

このニオイの原因を根本から解決してくれる手術方法の一つに「切除法」というものがあります。気になるニオイをカットできる切除法ですが、いったいどのような手術で、そしてデメリットはあるのでしょうか。 今回は、切除法について細かくご説明します。

切除法の手術方法

切除法とは?

簡単に説明をしますと、ワキのムダ毛が生えている部分の皮膚を、切除してしまう手術方法です。一昔前までは、ワキガ治療といえばこの方法がポピュラーでしたが、臂臑に危険を伴う手術ですので(出血が多く、傷跡も残る)、現在ではあまり行われていません。

ワキのムダ毛が生えている部分が、ニオイの元(ワキガの原因)である「アポクリン汗腺」の住処ですので、この部分を切除することで、ニオイを根本からシャットアウトできるというわけです。ワキのムダ毛の生え方にもよりますが、切除範囲は横3~5センチ、縦15~20センチを限度に切除を行います。

ムダ毛が生えている範囲の狭い人であれば、治療が非常に楽に行えるのも利点です。そして一度でさまざまな悩みから解放されるので(ワキガ、多汗症など)、ニオイと合わせて他の悩みを抱えている人にはピッタリの治療法です。

アポクリン汗腺のみならず、ワキガの原因の一つである汗を分泌するエクリン汗腺も除去できるので、術後は確実に効果を実感できるのが特徴です。

しかし上記の通り、切除範囲には限度があるため(範囲が広いと縫合時に縫い合わせられなくなるため)、広範囲にわたってムダ毛が生えている場合は手術が行えない場合もあるので注意が必要です。

切除法のメリット

アポクリン腺とエクリン腺を取り除き、ワキガと多汗症の両方に効果がある

ワキに、ある程度深いところまでメスを入れる手術ですので、ワキガの原因であるアポクリン汗腺の他にも、毛根や皮脂の分泌腺、多汗症改善につながるエクリン汗腺の除去も同時に行うことができます。

通常のワキガ治療では、エクリン汗腺までは取り出すことができないので、ワキガは治っても多汗症は改善されないパターンがほとんどでしたが、切除法であれば同時に取り出すことができるので、改善が期待できます。

またアポクリン汗腺の付近をすべて切除してしまうので、毛根を取り除くことができ、女性の大敵であるムダ毛のお悩みも一緒に解決することができます。

健康保険が適用される

健康保険が適用されない、自費での手術の場合、想像はつくかと思いますが非常に高額になります。自費での手術の場合、医療機関にもよりますが保険適用時の約10倍もの金額が提示された…というケースもあります。

切除法に関しては保険が適用される手術です。しかし症状が重篤ではなくて、日常生活で人に悪影響を及ぼすものでなければ、健康保険が適用されない場合もあるので、注意が必要です。

健康保険の適用にある場合の手術は、医師が手術が必要と判断をした場合のみですので、受診をした医療機関の医師の主観により変化をすることも覚えておいてください(たとえば本人が気にしていても医師が大丈夫と判断した場合は保険が適用になりません)。

高額になりがちな手術ですので、できれば保険適用にしてもらい、治療を進めていきたいですね。

切除法のデメリット

大きな傷跡が残る

切除法は、前述の通り一昔前のワキガ治療方法で、現在ではあまり行われていません。その理由の一つとして、ワキのニオイの原因となるアポクリン汗腺を取り出す際に、深い部分までごっそりと切除をしてしまうからです。

そのため術後は大きな傷跡が残るのと、手術中も身体に大きな負担がかかるので、現在では減少傾向にあります。

大きく空いた穴をふさぐために、皮膚と皮膚を無理矢理縫合するので、縫合をした後も、皮下出血が目立ったり、変色をした皮膚が目立つなどといった声を多く聞きます。

もし切除法で手術を行おうとお考えなのであれば、後悔をしないためにも、医師とのしっかりとしたカウンセリングと、治療法への理解がきちんとできてからにしましょう。

ワキの下の皮膚が突っ張ることがある

アポクリン汗腺の取り出しとともに、その付近にあるエクリン汗腺、皮脂の分泌腺、毛根、神経…と多くのものを一緒に取り出してしまうので、ワキにかかる負担は想像以上です。

そして手術が終わったら、抜けてしまった部分を無理矢理縫合を行うので、術後はワキの皮膚が引っ張られる感覚があります。

ひどい場合ですと、患部がしびれた感覚に陥ることもあるので、術後は絶対安静です。

腕のむくみや運動障害など後遺症が残ることがある

前述の通り、かなり大がかりな大手術となるので、術後に安静にしていないと何等かの後遺症に悩まされる恐れがあります。代表的な例としては、腕のむくみや、皮膚のつっぱりからくる運動障害です。

手術前までバリバリ運動をしていたという人には、とても辛いことですので、手術を行う前に、他の治療方法がないのかもう一度チェックをし、できれば避けたい治療法ですね。

2~3週間の入院が必要

ワキの広範囲を切除してしまう大がかりな手術ですので、切除法は2~3週間の入院が必要となります。その間、ワキに刺激を与えるのはNGなので、腕を上げたままの状態で安静にしていなくてはなりません。

大量に出血をする治療ですので、術後の止血のための圧迫も大がかりです。そのため、時間がなく入院をしている暇のない人や、痰隠語も安静にしているのが難しい人は、この治療法は向いていないでしょう。

切除法はできれば避けたいワキガ治療

気になるワキのニオイは、一日でも早く解決したいですよね。 その気持ちは非常によく分かりますが、デメリットのことを考えると、切除法はできれば避けたい治療方法ですね。

術後の経過がここまで厳しいものにならない、簡単な手術方法も近年では増えてきていますし、もし本気でワキガ治療を行いたいと考えているのであれば、別の方法での手術をオススメします。

せっかくニオイが消えても、身体に大きな傷跡が残ってしまっては意味がありません。もし切除法での手術を希望しているのであれば、実績があり、評判の良い病院を受診して、しっかりとした医師の元、施術を行うようにしましょう。

こういった美容系の治療に関しては、医師の腕次第で結果は大きく変化をしてくるので、下調べは重要です。しかしどんなに腕の良い医師に治療をしてもらっても、術後の痛みや入院、その後の傷跡は避けられません。きちんとした医療機関なのであれば、切除法以外の裁量の治療法を提案してくれるはずです。

悩みを抱えているのであれば、独断でこの治療!と決め込まずに、まずは専門家である医師に相談をして、一番裁量の方法を一緒に考えてもらうようにしましょう。

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