ワキガ手術で跡が大きく残る場合も!手術跡を消すのは可能?

ワキガ手術を受けてみたいけれど、跡が残るんじゃないかと心配…。特に露出の増える夏場では、例えワキとは言え人目につくので気になってしまいますよね。

ワキガ手術では傷跡が残るというのは本当なのでしょうか?もし残ってしまった場合、後から対処することは出来るのでしょうか?今回は、ワキガ手術の気になる手術跡について見ていきましょう。

剪除法によるワキガ手術は、跡が大きく残りやすい

一般的に手術跡が大きく残ると言われる手術方法は、剪除法と呼ばれる方法です。似ている手術法に切除法と呼ばれるものもあります。

これはどちらも、ワキを3~4センチほど大きく切開して、そこから直接皮膚の裏側をみながら、ワキガの臭いの原因となる汗を出すアポクリン腺をひとつひとつ取り除いていく手術方法です。切開する幅が大きいため、どうしても跡も残りやすいと言われています。

手術跡が目立つかどうかは医師の腕次第

このとき、手術跡が目立つかどうかは医師の腕次第といったところもあるのです。縫合が上手い医師の場合は、手術跡も肌に馴染んで目立ちにくくなります。

また、ワキには深いしわがたくさんありますが、このシワの流れに沿って切開した場合にはシワの溝に傷が隠れる為、ほとんど目立ちません。これは医師の経験によるところも大きいので、なるべくワキガ手術の症例数の多い病院で手術を受けた方が安心です。

また、跡になるかどうかはアフターケアをきちんとしていたかどうかによるところも大きいため、術後のフォローもしっかりと受けられるクリニックを選ぶとより安心です。

肌がボコボコする、ワキの黒ずみ、ワキが引きつるなどのトラブルが起きることも

また、術後切開した肌の下や傷口に瘢痕が形成されると、ボコボコやひきつりなどの違和感として残る事もあります。ひきつりがひどいと腕を動かすのにも違和感を感じたりするため心配ですよね。

多少の違和感であれば徐々に馴染んでくるものですが、目に見えてわかる違和感の場合には再度手術によって取り除く必要も出てきます。

色素沈着と呼ばれるワキの黒ずみも手術跡の一種であると言えるでしょう。ワキガの臭いの原因となるアポクリン腺は、一部真皮と呼ばれる皮膚の奥深くにまで存在していると言われています。

そのため、切開を伴う手術でそれらのアポクリン腺をすべて取り除こうとすると、どうしても皮膚に黒ずみは残ってしまいます。こちらも日が経つにつれて、お肌の生まれ変わりとともに徐々に薄くはなってきますが、元々メラニン色素が多く、肌の色素が濃い方などは治りにくい傾向にあるようです。

色素沈着を起こさないためには、術後安静にして傷跡を刺激しないことが大切です。また、少しでも改善するためのホームケアとしては、保湿クリームなどを使ってワキを保湿し、お肌の生まれ変わりを促進することが効果的です。お肌への負担が少ない低刺激・敏感肌向けのものを使用するようにしましょう。

すぐに目に見える効果はありませんが、1年・2年と積み重ねていくと保湿するかしないかでワキの状態は全く変わってきます。手術後お肌が落ち着いたら、ぜひ実践してみてください。

手術跡が目立たない手術方法は、ワキガを完治できない可能性が高い

このような手術跡が気になる場合には、他には方法はないのでしょうか?実はワキガ治療のクリニックでは、傷跡が残らない手術方法も多数用意されています。

剪除法以外のワキガ手術は、傷跡はそれほど目立たない

手術跡が目立つのは、切開する幅が大きいからというのが一番の原因でしたね。ワキガの手術には、切開を伴う剪除法や切除法以外にもいくつか方法があります。

例えば、皮膚の上から電磁波を照射するミラドライや、高周波を照射するビューホットです。細い針のようなものは当たりますが、切開するわけではないので傷跡は残りません。心理的にも負担が少なく、若い方にもよく選ばれている手術法です。

また注射をするだけのボトックスや、毛穴にハリを刺して施術する電気凝固法などの方法もあります。

アポクリン腺を完全に取り除けないので、ワキガ臭が残る場合が多い

しかし、これらの切開しない手術法にはデメリットもあります。剪除法のように直接目視でアポクリン腺を取り除いていくわけではないので、照射漏れが出る可能性が高まります。残っているアポクリン腺があればそこからまたワキガ臭が出てしまうので、臭いの再発が起こりやすいのです。見た目の美しさや手軽さを取るか、完全に臭いを取り去る事を選ぶかは人によって異なり、どちらもメリットとデメリットが存在します。自分にはどちらの方法があっているのか、妥協できる面とできない面をはっきりさせたうえで手術方法を選択するようにしましょう。

ケロイド体質の人は、手術跡がかなり目立つことも

もうひとつ手術を受ける際に気をつけたいのは、自分がケロイド体質であるかどうかという事です。ケロイドというのは、瘢痕組織が肥大化して傷跡が膨れ上がってしまう状態の事を言います。

人によってケロイドができやすい人・できにくい人がおり、できやすい人は手術跡が盛り上がるとどうしても目立つ場合があります。

ただしケロイド症状とその他肥厚性瘢痕などの症状との見極めは素人には難しく、それによって治療内容も変わってきますので、ワキガ手術後に傷跡に異変が見られる場合には自己判断せずすぐに医師に相談される方が賢明です。

また、ご自分がケロイド体質であるという事を事前に知っている方は、必ずカウンセリング時に医師に伝えておくようにしましょう。

手術跡は消すことはできる?

このように、ワキガ手術で目立つ手術跡が残ってしまった場合、もうどうすることもできないのでしょうか?病院で相談するのであれば、何科に行けばよいのでしょうか?

形成外科で傷跡の治療をできる

普段はあまりなじみがありませんが、病院には傷跡の治療を専門としている科もあります。傷跡の悩みを相談する場合には、形成外科を受診しましょう。

形成外科というのは、手術やケガなどで出来た身体の変形を、正常な状態に戻すことを目的とした外科です。傷跡を目立たなくすることを目的としているので、一般の外科よりも手術跡の治療に向いています。

傷跡をなかったようにつるんとした状態に戻すことはさすがにできませんが、目立たないようにすることは十分可能です。万一ワキガ手術で気になる傷跡が残ってしまった場合には、ぜひ形成外科で相談をしてみてください。

傷跡を消す市販薬はあるが、手術跡を完全に消せるわけではない

また、傷跡を消す市販薬というものも存在します。アットノンやヘパリンZという名前で、ドラッグストアでも売られています。炎症を鎮め、血行を促進することで皮膚の回復を早めてくれます。

治りかけのまだジュクジュク感のある傷や、反対に時間が経ち過ぎて白くカサカサとした状態になっている傷には使えません。透明タイプやクリームタイプの他にも、肌色のコンシーラータイプのものもありますので、傷を治しながら傷口を隠すことが可能です。

保湿代わりにもなり、色素沈着にも効くという口コミも見られましたので、少し残った手術跡をもう少しなんとかしたい!という時には便利なのではないでしょうか?

しかし、これらはあくまでも市販薬。完全に手術跡が消せるわけではありませんので、補助程度に考えておく方が良いでしょう。

まとめ

跡が残ってもいいから一度で臭いを完全に取りきるのか、綺麗な見た目を維持しながらとれる範囲で臭いを取るのか…。悩ましい部分ではありますが、これらはワキガの手術を受けるうえでは絶対に考えておかなければならないポイントです。

それによって治療方法も大きく異なってきますので、自分が術後にどうなりたいかをしっかりと考えて、その姿に向かっていけるよう治療を進めていきたいですね。

また、もし跡が残ったり臭いが残っても、それで終わりではありません。理想の自分になるために、また先に進んでいけばよいのです。

ワキガの悩みから解放される日を迎える為にも、まずは一歩、踏み出してみることこそが何よりも大切なのではないでしょうか?

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