ワキガ手術後の疑問(臭い・痛み・再発・傷跡・脱毛・運動)

ワキガ手術を受けたいと思っているあなたへ。クリニックのホームページを見ていてもなんとなくわからない疑問点はありませんか?

「わからないのにカウンセリングへ行くのも気が引けるし、どうしよう…」

そんな方のために、ワキガ手術のQ&Aをまとめました。これを読めば、ワキガ手術への理解がより一層深まりますよ。

ワキガ手術後に臭いが取れない原因

まずはじめの疑問です。ワキガ手術の後にワキガの臭いが取れないことがあると時々耳にしますが、これはなぜなのでしょうか?

アポクリン腺の取り残しの可能性が高い

手術方法によっては、アポクリン腺の取り残しやお手入れの漏れがある可能性があります。といってもミスではなく、切らないワキガ手術など治療の方法によっては、どうしても届く汗腺の深さに限界がある場合があるのです。

また、切る手術の場合も見えない部分に隠れていた汗腺など、人の目視による施術ではどうしても100%は難しい部分があります。単純に施術した範囲が狭すぎて、もっと外側にアポクリン腺が残っている場合もあります。

アポクリン腺の取り残しが疑われる場合には、まずは手術を受けたクリニックで相談してみるようにしましょう。クリニックによっては追加料金なしで再手術を受けることが出来ます。

また、違うクリニックでした手術のやり直しをしてくれるクリニックも多いので、確実性を高める為にも他の病院の話を聞いてみることも大切です。

ワキガ手術後に色素沈着が起きる?

次の疑問は、ワキガ手術後にワキに色素沈着が起きないか、というものです。色素沈着というのは、黒いシミのようなものですね。特に見た目にこだわる女性の方には気になる疑問だと思います。

アポクリン腺の除去量が多いほど、色素沈着が起きやすい

色素沈着は、アポクリン腺の除去量が多いほど起きやすいと言われています。そのため、切開幅の大きい剪除法などは術後は結構色味が強く出ます。これは術後数ヶ月で自然と落ち着いてきますが、まれに色味の引かない方がいます。術後安静にしなかったため傷の治りが悪かった方や、もともとメラニン色素が多く色味が強く残りやすい方です。

万一数ヶ月たっても色素沈着が気になる場合には、手術を受けたクリニックで相談してみましょう。色味を薄くする漂白軟膏など、お薬を処方してもらえることもあります。

また、自宅では保湿クリームを塗るなど保湿を心がけ、お肌の生まれ変わりを促進してあげると効果的です。

ワキガ手術後にしこりができる?

続いては、ワキガ手術後にしこりができるのかという疑問です。まれに、ワキガ手術後に皮膚の下にしこりのようなものができたというお話を聞きますが、これは一体どうしてなのでしょうか?

手術後に過度に動かしてしまい血液が凝固してしこりができる場合がある

よく言われる手術後のしこりというのは、血液の固まりであることが多いです。手術後に安静にしなかったために出た出血が吸収されずに残ってしまい、しこりのように感じられます。

こちらもクリニックで相談すれば切開もしくは薬での処置など何かしらの対応をとってもらえますので、早めにクリニックへ行くようにしましょう。

1~2年放置していると、薬では改善出来なくなるケースが多いようです。

ワキガ手術後は脱毛効果もあるの?

ワキガ手術を受けるとワキ毛はどうなるのか、というのも気になるポイントです。最近は脱毛がブームになってきたとはいえ、特に男性などはまだまだワキ毛が失われることに抵抗のある方も多い事でしょう。

ホームページでははっきりと明示されていないことも多いですが、本当のところはどうなのか、とても気になりますね。

剪除法の場合は、アポクリン腺と一緒に毛根も取り除くのでワキ毛が生えてこなくなる

答えとしては、特に切開を伴う剪除法の場合は、アポクリン腺と一緒に毛根も取り除かれるため、毛根を失った毛穴からはワキ毛が生えてきません。そのため、ぱっと見はワキ毛がほぼ失われたような見た目になる事が多いのです。

手術前の同意書でも、ワキ毛が失われることに対しての同意を求められることがあるようです。

ただしワキ毛すべてがなくなるわけではなく、部分的に残る可能性が高い

しかし、完全に脱毛された綺麗なワキになれるかというと、そうではありません。ワキガの手術は脱毛を主な目的としている訳ではないので、毛根はまばらに残るような状態になります。ワキ毛を残したい男性の場合は事前にきちんとその旨を伝え、適切な治療法を選ぶようにしましょう。

また、ワキ毛をついでに一緒に脱毛したいと思っている女性の場合も、まばらには残るということを頭に入れておくとトラブルを防ぐことが出来ます。

ワキガ手術後の固定・圧迫について

次に、ワキガ手術後の固定・圧迫についてご説明します。切開を伴う手術の場合は、手術後に固定と圧迫が必要です。どのようなものなのか、簡単にご説明します。

手術後の合併症を予防するために、圧迫固定が重要

ワキガ手術後に固定・圧迫をするのは、合併症を予防する為です。ワキガ手術後には皮膚が薄く削り取られ、傷口が化膿しやすい状態になっています。もし皮膚がずれてしまえば治りが悪くなりますし、皮膚を傷めてしまいます。

そのため、しっかりと固定をすることがその後の経過を左右すると言っても過言ではありません。ワキガ手術の固定には、一般的にはタイオーバーという方法がよくとられています。

タイオーバーとは?

タイオーバーというのは、ガーゼを使って手術部分を固定する事です。ワキのくぼみに合わせて握りこぶし大のガーゼを当て、さらにそれがずれないように肩から上腕にかけて固定をします。圧迫をするためにかなりきつめに巻かれるので、慣れるまでは辛いかもしれません。

けれど、この時期をどう乗り切るかで外した時の治りが変わってきますので、頑張りましょう。このタイオーバー期間は、合計で1週間ほど続きます。出来れば仕事や学校はお休みをとって、安静に過ごせるのがベストです。

ワキガ手術後はどんなケアが必要?

ワキガ手術後はどのようなケアを行えばよいのでしょうか?自宅で行えるホームケアについてお伝えします。

安静

まず何よりも大切なのは、安静に過ごす事です。ワキは手術によって思っている以上の負担がかかっていますので、無理に動かしてしまうと危険です。お仕事や家事の都合などあるかとは思いますが、なるべく周囲の協力を得て安静に過ごしたいものです。

学生さんの場合は夏休み・冬休みといった長期休暇を利用して手術を受けるのが良いでしょう。

服装

また、手術後は締め付けるような苦しい服装はNGです。ワキにこすれて痛みが出たり、色素沈着を起こす可能性があります。肌触りの良いゆったりとした服装で過ごすようにしましょう。

また、腕を上げずにすむ前開きの服ならより負担なく着る事ができますよ。

ワキガ手術後の運動やスポーツはいつからできる?

運動が好きな方にとって、今までと変わりなくスポーツを楽しめてこそ、本当に手術が終わったと実感を得られるものですよね。

手術直後の激しい運動は絶対に禁止ですが、ではいつからなら運動することができるのでしょうか?

ジョギングなどの軽い運動やスポーツの場合

ジョギングのような軽い運動であれば、炎症のおさまった手術後2週間程度から可能です。急に無理をせず、徐々に始めるようにしてください。

ここでいう軽い運動というのは、運動の強度というよりも、手を動かすかどうかという事が大切です。たとえ軽い運動であってもラジオ体操など手を動かす運動はまだ控えた方がよいでしょう。

ゴルフやテニスなど激しい運動やスポーツの場合

ゴルフやテニスなど腕を激しく動かすスポーツの場合は、1ヶ月程度たってから徐々に可能になります。日常動作で問題がないことを確認してからスポーツに取り組みましょう。

術式によって術後の回復具合が異なるので、医師に確認してから運動を行うこと

ただし、手術の方法やその方の経過によっても回復具合が異なりますので、運動を行う前には必ず医師に確認をとりましょう。剪除法の場合は1ヶ月ほどは定期的に通院が続きますので、その都度確認をとれば大丈夫です。

また、お子様の体育の授業に関しても同じことが言えますので、やはり学校のことを考えると長期休暇の手術が負担がないと思います。

ワキガ手術後の仕事はいつからできる?

ワキガ手術後の仕事はいつからできるのでしょうか?仕事と言っても、人によって強度はさまざま。ここでは、タイプ別にお伝えしていきます。

デスクワーク中心の場合

まず、デスクワークが中心の場合は腕もあまり動かさない為、手術後すぐでも可能です。けれど必ず固定はしっかりとすること、腕を動かさないよう心がけるよう注意して、辛いなと思ったら無理は絶対にしないようにしましょう。

重いものを持つなど体を動かす仕事の場合

重いものを持つ場合には、タイオーバーが外れるまでの1週間は禁止されています。他にも、腕を大きく動かす必要のある仕事・かっちりとした制服を着なければならないお仕事の場合も同様です。

今後を左右する大切な時期ですので、うまく理解が得られるよう相談をしてみましょう。

仕事内容によっては、ワキガ手術を片方ずつ行うのを薦められることもある

そのほか、仕事内容によって片方ずつ動けば支障がない場合など、その方に応じて片方術の施術も可能です。また、お仕事が休めないお気持ちはわかりますが、本来は2週間程度しっかりと休みと安静ををとるのが理想です。

うまく妥協点を見つけて、なるべくワキに負担がかからないよう配慮して過ごすようにしましょう。

その他ワキガ手術後の注意点

最後に、そのほかのワキガ手術後の注意点をお伝えします。

ワキガ手術後はお風呂には入れる?シャワーは?

剪除法での手術を行った場合には、当日はお風呂もシャワーも入れません。ただし下半身にシャワーをかけるのは当日から可能です。タイオーバーが外れる1週間後には、上半身もシャワーが可能になります。

1週間身体を洗えないのは辛いですが、綺麗なワキを想像しながら頑張って乗り越えましょう。

飲酒はしてもいい?

飲酒をすると、身体がぽかぽかと温まりますよね。血の巡りがよくなると出血も増えやすいので、手術直後の飲酒は危険です。しばらくは我慢するようにしましょう。

運転はしても大丈夫?

手術帰り運転して帰りたくなるかもしれませんが、圧迫固定をした状態で運転するのはとても危険です。ご家族の方などに迎えに来てもらうようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?あなたのワキガへの不安は解消されましたでしょうか?そのほかにも、手術を受けるうえでどんどん疑問は増えてくることと思います。

わからないことはクリニックでどんどん質問して、溜め込まず解決しておくようにしましょう。そうすれば、安心して手術に挑むことができますよ。

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