皮下組織掻爬法とは(傷跡・再発・メリット・デメリット)

手術を行う際に多くの人が気にするのが、術後の傷跡についてです。術後、ワキガ治療に成功をしても、大きな傷跡が残ってしまっては意味がありませんよね。極力傷跡を残さずに治療を行いたい!と考えている人は、「皮下組織掻爬法」を検討してみてはいかがでしょうか。

近年では多くのワキガ治療がありますが、その中でも、特に術後の傷跡が目立ちにくいと話題の治療法です。今回は、皮下組織掻爬法について細かくご紹介をします。

皮下組織掻爬法の手術方法

皮下組織?爬法は、スプーンのような見た目をしている専用の器具(キューレット)を使い、皮膚の裏側にあるワキガの原因となるアポクリン汗腺を掻きだす手術方法です。切開の大きさが、わずか数センチで済むため、術後の傷跡が目立ちにくく、自然な仕上がりになると話題の手術方法です。

アポクリン汗腺のみならず、付近にあるエクリン汗腺や皮脂腺も同時に取り除くことができるので、ワキガだけでなく多汗症にも効果を発揮します。

ワキの下を少ししか切開しないので、大きく切開をして行う切除法などに比べたら、術後の大変さ(通院や圧迫、入院など)は、軽減します。

手術を行うからといって長い時間を費やすことができない人や、術後の傷跡を最小限に抑えたい(もしくは目立たなくしたい)人には、オススメの手術方法です。

皮下組織掻爬法のメリット

切除法や剪除法ほど大きな傷跡は残らない

なんといっても、一番の魅力は術後のワキの傷跡が残らないという点です。(傷跡に関しては、個人差や術後経過によって異なりますので、絶対傷跡が残らないとは言いきれません。)

従来の剪除法や切開法といった手術は、入院も必要なかなり大がかりな手術で、切開範囲も広範囲に及ぶため、術後に傷跡が目立ちます。しかし皮下組織?爬法なら、小さな穴を空けるだけで手術ができるので、傷跡は目立ちません。

また切開部分が小さく済むので、痛みこそありますが身体への負担が少なく済むのが特徴です。そのため身体の回復も早く、通常の生活に早く戻ることができるのも特徴です。

皮下組織掻爬法のデメリット

アポクリン腺を完全に削り取ることはほぼ不可能

切除法や剪除法とは違い、大きくワキの下を切開して目視で汗腺を取り除く手術ではないため、すべてのアポクリン汗腺を取り除くことができない可能性があります。そのため、大がかりな手術では完治をするワキガも、皮下組織?爬法では再発の可能性があります。

皮下組織?爬法は、短時間でできて傷跡が目立ちにくいという点がメリットな手術方法ですので、目視で行う手術に比べたら、どうしても術後の完治度は落ちてしまうのが事実です。

アポクリン汗腺は一度取り除いても、取り残しがあった場合、人間の自然治癒力により再生されてしまいます。確実にアポクリン汗腺の根っこを取り除くことができれば再生はしないのですが、皮下組織?爬法は目視で行う手術ではないため、それは難しいです。

皮下組織を傷つけてしまう可能性がある

皮下組織?爬法は、医師の熟練度が術後のワキガ治療の効果に大きく影響をします。切除法のように目視で行う手術ではないため、実績と手術回数を多くこなしている医師の方が、やはり腕は確かです。

また、皮膚の裏側にあるアポクリン汗腺を掻きだす手術方法なので、医師の実績が少ない場合、皮下組織を傷つけてしまう可能性があります。

皮下組織が傷ついてしまうと、術後の経過が悪くなる可能性が高く、またワキガの解消にもつながらないので、実際に手術を行う際は、必ず実績と経験のある医師を選択するようカウンセリングと下調べをしっかりと行ってください。

皮膚が生着しない可能性がある

皮下組織?爬法は、皮膚の裏側を掻きだして行う手術のため、もともと皮膚が生着しにくい手術といわれています。そのため回復まで時間がかかる場合が多く、通常通りの動きを行いたくても、しばらくは絶対安静が必須となります。

特に動きの激しいスポーツや、重い荷物の上げ下ろしなど、ワキに負担がかかる作業は、術後しばらくは控えなくてはなりません。皮下組織?爬法を行った後は、しばらくの間は皮膚同士がくっつくように、しっかりと固定をします。

この時に安静にしていないと、術後のワキの見た目が悪くなったり、皮膚が一部黒ずんだような変色をしたままの状態になってしまうので、注意が必要です。

保険適用でないため、費用が高額

手術を行う際に多くの方が気にするのが費用ですよね。この費用面は、安すぎても不安ですが、高すぎては払うことができないので、ワキガ治療を決意してから一番頭を抱える点なのではないでしょうか。

皮下組織?爬法は、保険が適用されない手術のため、すべて自費治療になります。そのため料金は高額です。各医療機関によって料金に差がありますが(バラつきはありますが、多くの場合が30万円前後です)、安い病院には何等かの理由があります。

前述の通り、実績やスキルのない医師から治療を受けても、効果を実感できなかったり、術後に後悔をすることも起こり得るので、安いからといって安易に病院を決めるのは危険です。

また術後に再発をした場合に再手術を行う際の料金は自己負担なため、何度も高額な治療費を払わなくてはならない可能性もあり、完治までのトータル金額はかなり高額です。

そういった意味では、多少料金が高額でも、別の治療法を選択した方が、トータルコストが抑えられるかもしれません。

もし本気でワキガ治療をスタートしようとお考えなのであれば、時間はかかりますが何軒かの病院へ足を運び、じっくりとカウンセリングを受けるようにしましょう。自分と相性の良さそうな病院を選択するのも大切ですが、口コミや医師の実績をしっかりと調べてから決断するようにしてください。

皮下組織?爬法は下調べが重要!

皮下組織?爬法は、傷跡が残りにくく、そして大がかりな手術に比べると痛みも少ないという点から、多くの人から支持をされている手術方法ではありますが、病院選びをしっかりと行わないと後々の身体に大きな悪影響を及ぼすことが分かりましたね。

小さな切開とはいえ、皮膚を切開しているので、やはり実績や経験がある医師にお願いをした方が、その後のケアの面でも安心ですよね。価格が安いから…という安易な理由で病院を選択しがちですが、目視で行わない手術の分、そのあたりは注意をして選択をするのが無難です。

もし価格面で悩んでいたり、術後のことが不安なのであれば、その旨をしっかりと医師に伝え、安心と納得をした上で手術に臨むようにしましょう。

皮下組織?爬法は、傷口が小さく、そして傷跡が残りにくいというメリットはあるものの、再発率の高さから最近ではあまり行われていないのも事実です。

同じように目視で行わない、切開の小さくて済む手術が多く登場しているので、カウンセリングの際に気になる手術がある場合は、医師に相談をしてみましょう。

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